dokodemolife.の製作のこだわりをご紹介しておりますシリーズ・・・だったっけ?(^^;)
今回は、純正の内装材を元に戻す時のこだわりをご紹介します。
車を製作するときに、全ての車において断熱材や配線などの施工のため天井やピラーカバー、トリムなどを一旦外しますが、もちろん外したら元に戻すことになるのですが・・・
外す前の天井。
樹脂製のクリップピンで固定されています。
一部照明器具などでねじ止めされ押さえられているところもありますが、天井やトリムカバーはほとんどこういったクリップピンで固定されています。
1個ずつ引き抜いて、天井を外すのですが、これがなかなかしっかり止まっていて、真っすぐ引き抜くのにけっこう力がいります。・・・
外したクリップピン。
引き抜く際に力がかかり一度外すと、クセが付いてしまします。
左が新品、右が引き抜いたクリップピンです。
新品は差し込むとピタッと止まりますが、引き抜いたものは再利用するとしっかり固定できず、天井のパネルが浮いたり隙間ができてしまいます。
天井パネルを戻す時は新品のクリップピンを使います。
フロアのカーペットを止めているクリップピンも同じように、外したところは新品を使って元通りにします。
ナビやETCなどの取付けの際にフロントのパネルまわりを外すことも多いのですが、この時にほぼ毎回ツメが折れるところがあります。
この白い部品です。
なぜか1ヶ所ほぼ必ず折れるんです。
やはりこれを再利用するとパネルがパカパカと浮いてしまいます。
外し方が悪いのかなぁ・・・。
なんて深くは悩みません。とにかく新品に代えます。
これでピシッと、新車のクオリティで復元できます。
他にもネジを受ける樹脂部品やトリムカバーを車体に止めるピンなど、必要に応じて新品に交換します。
工場には純正の様々なクリップや樹脂部品が在庫してあり、必要な場所にすぐに使える用意がしてあります。
細かい部品ですが各所にあるクリップピン。
元に戻した内装部品がしっかりと固定されていることで、車内全体にわたって「ピシッと」した仕上がりになり、また余計な振動音を防ぐことにもつながります。
小さいですが、仕上がりの良い内装にするために必要なこだわりと部品たちでした。